バリのお正月~ Nyepi (ニュピ)~の実態!?

今日3月31日は、バリ島の元日 “ニュピ” です。
サカ暦というバリカレンダーの1936年がスタートしました。


みなさま新年あけましておめでとうございます。


ニュピには、一切の外出・労働・灯火・騒音が禁止となり、
たとえ他宗教でも、海外からの旅行者であっても例外でなく
このバリヒンドゥーの掟に従わなければなりません。



なーんて聞くと、どんだけ不便な日なんだろうと思われがち
ですが、実際バリの人たちにとっては、何てことないというか
あまたあるお祭行事の中の一つに過ぎないという感じ。

前日の大晦日にあたる日のお供え物づくりや準備があって、
ニュピ前のバリ人主婦は本当に大忙しだけど、
(私みたいな“猫の手”もかりだされるほど忙しい!)

ニュピになってしまえば、みんな家の中で1日中ゴロゴロ、ごろごろ。
お腹が空いたら昨日から作り置きの白飯とおかずを食べて、
お腹が空いてなくてもお供え下がりの果物やらお菓子をだらだら
食べ続け、しゃべり続け、暗くなったら寝るっていう。。。

ただ、それだけのこと。

瞑想と断食とともに過ごす“静寂の日”というのが本来あるべきニュピの姿。
そんなスピリチュアルな体験を求めて、わざわざニュピにバリ島を訪れる
旅行者だっているっていうのに。。。実際のバリ人って案外。。。???
少なくともうちの家族・親戚には、瞑想して過ごしてる人なんていない。。。


しかも、我が家では毎年ニュピ恒例、普段は離れて暮らしている
義兄夫婦+お子ちゃま4人が泊まりに来てて、総勢11名の大家族に。。。

静寂どころか、かなりウルサイ賑やかー!!!やっほー!!!









普段は一人っ子のたっくんが、こういう時は5人兄弟の末っ子に。
面倒見のいいお姉ちゃんに遊んでもらって、1日中ご機嫌♪で大はしゃぎして、
暗くなる頃にはエネルギーを使い果たし。。。ばたんきゅーーー。

大満足の一日だった様子。




でも実は、たっくん以上にニュピを大満喫している人がいて。。。


そうです。うちの旦那と義兄、義弟。。。。。悪ガキ三兄弟。


外出禁止といわれるニュピでもバリ人の男衆に限っては、
プチャランという地方自治警備団(←灯りが漏れてる家がないかとか、
夜通し地域の警備にあたってる)の“お手伝い”をするという名目で、
地域の集会所みたいなところへ、正装して徒歩で出向くことが
許されていて、うちの悪ガキ連中は昼間っからすでに家にいない。。。

わざわざ義兄がニュピに泊まりに来てる本当の理由もこれ。

昼間から呑んで、カード賭博して、、、どんなに帰りが遅くなろうとも
絶対に嫁が家から出てくることはないという、年に一度の“開放感”。


「暗くなる前には帰って来ようと思う。」と語尾をうやむやに言い残して
出掛けて行ったウチの旦那も、、、23:30現在、いまだに姿を見せない。

集会所では、まだ日が沈んでないのかな???



明日、マジぶっ飛ばす!!!



と、私が今思ってることも承知の上で、明日ぶっ飛ばされる心配は
明日になってからしよう!っていう感じでしょうね、きっと。

いいですね、今日を生きられる人って。遠い目。。。



でも、いろんな意味でゆる~いバリスタイルなお正月も残すところ数時間。。。

夜明けとともに、一時停止から 再生!にスイッチオンです。

また飛行機が離発着をはじめ、車がバイクが市街地の道路を埋め尽くし、、、
ニュピの静けさが嘘のような“いつものバリ”が戻ってきます。

バリらしい、のんびり、ゆっくりペースで。














コメント

  1. なんだかいいね~本当に遊びに行きたし。

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  2. エアアジアが年内にも直行便を飛ばしてくれるっていう噂があるんだよ。安くて直行だったら気軽にバリ島来れるのにねぇ。ほんと香織さんに会いたいよー。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

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