本日は、事件発生です。
現場は、ここ ↓
うちの裏側(棟続き)でお義母さんが営業しているワルン。偽札事件(未遂)です。
犯人は、小さな子供を2人抱えた若いお母さん。もちろん初めて来た人。
ふら~っと買い物に来て、子供用のお菓子を2つ。合計2,000ルピー(20円くらい)。
ふつうは2,000ルピー札か5,000ルピー札とか小額紙幣で払うようなお買い物。
このお母さんは、50,000ルピー札を差し出したそう。← 日本円だと500円くらいだけど、
こちらでは立派な?高額紙幣。
もうこの時点ですでに怪しいので、おつりを用意するフリしてお札をよーくよーく確認した
シティお義母さん、レジ(っていうか、ただのバケツ)に本物の50,000ルピー札が運よく
入ってたので、それと比べてみたら・・・・
明らかにサイズが小さい!!!
なんでしょうね?この詰めの甘さ。。。
プリンターの設定まちがえちゃったのかな???
せめてサイズくらいは同じにしとこうよっていうトホホな犯人なんですけど、
シティお義母さんに本物のお札と比べられて、詰め寄られても引き下がりません。
「それは新札なんですよ。さっき旦那が給料もらったばっかりで。」だって。
すごい強気~。
結局、そんなお札受け取れるかってシティお義母さんが突っぱねて、それでも揉めてるうちに
「あら、わたし2,000ルピー持ってたわ。」とか思い出したフリして本物のお札で支払ったんだけど、
何と!まだ帰りません、このお母さん。
「ミー(インスタントラーメン)食べて行こうかしら※」だって。
※ワルンではインスタントラーメンを作ってもらって食べることも出来るのです。
どうしたんでしょうね?揉めてるうちにお腹空いちゃった?
ミー食べさせてる間に警察呼んで現行犯逮捕!!!とかだったら面白かったのにぃ~って
たっくんと昼寝してて犯行現場に居なかった私は思ったんですけど、
生真面目なシティお義母さんは、犯人のあまりの図太さに腹が立って
「オメェに喰わせるラーメンは無ぇ!!!!」って追い返しちゃったんだって。残念。
シティお義母さんは、幼少の頃に両親を亡くし、子供の頃から苦労に苦労を重ね、
誰かにお金を借りたり、お世話になることを良しとせず、自分でコツコツ、コツコツ
ほんとに来る日も来る日も働いて貯金して、今私たちも住まわせてもらってるこの家の
土地を買ったという、生粋のバリ人なのに、まるで「おしん」のような気高い人なのです。
最近のスーパーマーケットはどこも判別機をレジに置いて高額紙幣のチェックをしてるから
わざわざこういうワルンを狙って犯行に及んでるんでしょうけど、
ほんと、 The すずめの涙 っていう利益で細々やってるワルンから略取しちゃダメだよね。
そして何より、“お母さん”ってのが心に引っかかるね。
ちっさな子供2人もいて。そんなことで稼いだお金で子供のミルクとか買うのかなと思ったら。
悲しくなる。
今回は、被害がなくて良かったんだけど
なんだかすごーーーく後味の悪い事件でした。
そしてね、実際こんな犯人がいましたから、在住もしくは観光にかかわらず、
バリ島にも偽札(しかも精度の低いやつ!笑)があるんだなーって、
みなさま気をつけてください。
シティお義母さんも、よく仕入れに行くお店が前に偽札の被害にあったのを機に
レジの後ろの壁に偽札を貼り出してるのを見てたから、今回すぐに怪しいって
気付けたと言っていました。
疑心暗鬼になり過ぎはよくないけど、こういう事があるって知ってるのと知らないのとでは
違うからね。
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